遠方の不動産を売却するには?

当社では福島市を中心として、伊達市、二本松市に限って不動産を扱わせて頂いておりますが、仕事をさせて頂く約半分の売主様は福島市、伊達市、二本松市以外に居住されています。遠方にお住まいの売主様とお打合せをさせて頂くと「なかなか福島市へ行く事は出来ないし、不動産売却は面倒そう」といったイメージをお持ちの方が多い様に感じます。不動産は非常に高額な資産ですから、そうお感じになるのも分かります。しかし、実は実際に売却となれば、あっけない程にシンプルなものなのです。

不動産売却一連の流れの中で、売主様へご足労頂くのは「ご契約」と「決済・引渡し」の2度だけ、さらに言えば、「決済・引渡し」のみの1度で済むケースもあります。ただ、高額な資産を目の届かないところで任せる訳ですから、任せるまでには一度実際に会って信頼出来る不動産会社なのかを見極める必要はあると思います。ポイントはやはり調査力にあると思います。以下は不動産売却の一連の流れです。

①お打合せ・訪問査定
実際に対象の物件を訪問させて頂き、建物や土地の状況の現地調査を行います。法務調査(書類上)では問題が無くとも、現地ではそれと異なっている事があります。特に境界や配管経路、道路付けなどを確認しています。

②査定報告
調査内容を基に、減価償却方、取引事例法を中心として価格査定を行い売主様へご報告致します。価格に合わせ、考えるリスクをご報告し、その対策を決めます。

③媒介契約の締結〜売却活動開始
媒介(仲介)契約を取り交わし、売却活動が開始となります。契約の際にご準備頂くものは印鑑(認め印)と身分証明書のみです。遠方のお客様の場合には郵送でのやり取りで行う場合もあります。

④売買契約の締結
売却活動の中で購入したい買主様が見つかれば、売買契約となります。基本的には売主様、買主様同席の下に契約を締結する事が望ましいのですが、場合によってはそれ以外の方法もあります。

⑤決済・引渡し
空き家となっている物件の売却であれば、通常、契約から1ヶ月程度での決済、引渡しとなります。こちらも基本的には売主様、買主様同席の上で行う事が望ましいのですが、場合によってはそれ以外の方法もあります。

上記の内、可能な限り福島市へご来訪頂きたいのは⑤と④です。どうでしょうか、意外な程にシンプルではないしょうか。上記の流れ以外に売主様が懸念されるものに、建物内の残置物の処理や抵当権の抹消などがありますが、そういった細かい段取りも通常不動産会社が一手に引き受けて、スケジュールに支障のない様に進めてくれます。(それぞれにかかる費用は売主様のご負担となります。)

当社で売却を行った売主様は皆様、非常に簡単だったとおっしゃいます。ご不安は知る事で安心へ変える事が出来ます。福島市が遠方の街であったとしても、ご不安を安心に変えるべく対応してくれる不動産会社をパートナーとして選べば、手間なく、スケジュール通りに売却は進むのです。この場合でも大事なのはやはり不動産会社の見極めなのだと思います。

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