買主の目線について。

先日、当社スタッフの高橋と話しをしている中で、売主様との打ち合わせ時に買主様(購入希望者様)の目線、買主様が購入の際にどんな事を気にかけていらっしゃるか、という話しを差し上げると喜ばれるという話しになりました。このブログは売主様の為のブログですから、今日はこの事について書こうと思います。

買主様の目線を考え、物件を魅力的に見せるには、「明るく、綺麗に、分かりやすく」する事が非常に需要です。それぞれご説明したと思います。

①明るく
特に中古住宅として不動産を売却する場合、簡単にできる事として案内時に全ての照明を点けた状態にする事をお勧めしております。加えて出来るだけ日中の明るい時間にご案内時間を設定し、カーテンも全て開けた状態とします。中古住宅を購入する買主様は日当たり状況に関してはそのままの状態で居住する事になる為に、明るさを気にされる方が多いのです。加えて、案内においては第一印象の雰囲気が非常に重要です。最初に飛び込んでくる建物の印象が明るいか、暗いかでは第一印象に雲泥の差が生じます。

②綺麗に
こちらも特に中古住宅として不動産を売却する場合、もし対象物件が空き家であるならば、出来る限り建物内の荷物を先に処分される事をお勧めしております。これは単純に、建物内に荷物がない方が室内が広く見える、という理由と、荷物が残っていると「空き家」に見えやすいという理由からです。対象の物件が「中古住宅」と映るのか、放置された「空き家」に映るのかでは、イメージが大きく異なります。少し大げさに言えば、住めるのか、住めないのかを判断されてしまうのです。また、これは空き家だけに限らず、居住中の住宅を売却する場合も、障子などの簡易的に補修できるものに関しては手直しをしておくと良いでしょう。

お時間の取れる売主様には、お掃除をお願いする事もあります。ポイントとしては玄関、水周り、建物の外周りです。玄関は印象として一番最初に飛び込んでくる場所ですし、水周りは一番劣化する場所であり、カビなどが生えやすい場所だからです。建物の外周りもきちんと掃除する事できちんと人の手が入れられている印象を保てます。この辺りが清潔だど、室内に多少埃などがあったとしても、総じて清潔な印象を当たる事ができます

中古住宅だから築年数が経っていたり、設備が古いのは仕方がない、でも不潔なのは嫌だというのは共通する買主様の心理です。では、中古住宅なのだからリフォームすれば良いではないかと思われるかもしれませんが、リフォームする、しないに関わらず清潔な印象はとても大切です。なぜなら多くの買主様はリフォーム後の状態をすぐに想像する事は難しく、意外なほどに感覚的な「好き」「嫌い」で判断するものなのです。リフォームすれば綺麗になる事は頭ではわかっていても、高額な買い物なのだから、なんとなく好きになれないものは買いたくないといった心理です。

また、土地を売却する場合には、一番は草刈りなどの植物の処分が重要です。草や植栽が伸びている状態では、管理していませんと言っている様なものだからです。逆に敷地の土が見える状態にしておけば、敷地をより広く見せることができます。

③分かりやすく
これは売却方法においてなのですが、先ほどもご説明しました通り、多くの買主様にとって家の購入は一生に一度の事です。ですから、そういった買主様でも簡単に理解できるように対象の不動産を分かりやすく商品化する事が重要です。例えば、古屋付きの土地を売却しようとする場合、建物解体費用が150万円だったとします。それぞれ売却価格が、建物解体後更地で1200万円、古谷付きのままの現状で1000万円であったとするなら、問い合わせが多いのは実は50万円多く利益が残る前者である事が多いのです。(全て、とは言いませんが。)

同じように、中古住宅でもリフォームして、目で見てわかる状態でいくら、とした方が買主様からすれば分かりやすく判断しやすいのです。(多くの不動産会社がリフォームをして中古住宅を売却するのはこういう理由もあります。)

もちろん、解体やリフォームを行うには相当の費用がかかりますし、仲介での売却を行う場合には必ず売出し価格で売却出来るとは限りませんから、お勧めをする訳ではありませんが、例えば、当社が買取を行って市場に再販する場合には、必ず「分かりやすい商品」にする事を心がけています。

以上簡単ですが、不動産を魅力的に見せるポイントなります。実際の売却の際には売主様に出来る限り負担のないように、しかし効果的な事はご提案する、といったように最適な売却方法をご提案しております。ご依頼を頂く以上はやはり「出来る限り早く、出来る限り高く」売却したいと考えています。

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