不動産買取事例③一度もご来訪頂く事なく売却が完了しました。

空き家となっている住宅を見かけ、当社からお手紙をお送りした事をきっかけにご連絡を頂き、直接の買取をさせて頂いたケースがございます。こちらの売主様は、今後大きな地震が来る事を予測され、強固な平屋住宅を建築されましたが、先の東日本大震災があった事をきっかけに遠方にお引越しをされており、それから4年間空き家になっているとの事でした。

将来的に戻る予定も利用する予定もないため売却したいとは思っていたものの、体の調子が思うようでなく、福島市へ訪れる事も叶わず、そのままになっている状況だったそうです。そんな時に当社からの手紙が届いたとの事でした。

通常、仲介での売却を行う場合には契約時と決済時の2回に渡り福島へご来訪頂く必要が生じます。これは仲介での売却の場合、売主様、買主様ともに個人様であり、相手のある事ですから取引の安全性を考慮すると基本的にはご来訪を御願いせざるを得ません。しかし売主様のご事情ではそれは難しく、それであれば当社にて買い受けする事がベターであると判断しご提案を差し上げました。当社で買い受けする場合であれば、遠方であっても私たちが売主様の元を訪れる事で、売主様にご来訪頂く手間を省く事が出来ます。買取金額も現金でお持ちすれば、その場でお支払いする事が出来ます。

問題は買取金額が売主様のご希望に添えるか、という点でしたが建物を詳細に調査したところ、築年数ベースでは価値評価出来ない建物ですが、リフォームを施す事によってバリューアップが十分に見込めると判断出来ました。その為、買取価格も当初から売主様がご希望されていた価格をご提示する事が出来ました。当日、売主様の元を司法書士と訪れ、手続き、お支払いを完了すると、不動産売買というものがここまで手間がかからず早いものなのかと非常に驚かれたご様子でした。当初、当社まで連絡をするまでには、会った事のない不動産会社で大丈夫だろうかと不何な部分もお有りだったとの事ですが、本当に良かったと感謝の言葉を頂く事が出来ました。

売主様に喜んで頂き、帰りの新幹線の車内で充実感に包まれ飲んだビールは最高のものでした。

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