お客様の声を読み返す中で。

2017年仕事初めから、昨年、売主様より頂いた「お客様の声」を読み返しておりました。なぜ、私たちを選んで頂けたのか、私たちの仕事の満足度はどうであったか、1枚1枚から発せられる声に改めて背筋を正される思いが致しました。

私たちが売主様より頂いたお客様の声の満足度の平均は現在時点で96%を超えるものとなっております。大変有り難い事だと思っております。同時に、残りの4%を満足度を上げる為に私たちの仕事の質の向上を追及していかなくてはいけないと思います。

今後その4%を埋めるポイントは何なのか、お客様の声を何度も読み返し、俯瞰してみる中で私はそれはやはり「信頼」にあるのだと思いました。

不動産はとても高額な資産であり、かつ不動産を所有されていても、日常生活ではあまり意識する事がないものだと思います。加えて、その時々の相場や様々なリスク、法的制限などもあり、それらを売主様が個人で理解されるには非常に難易度高い事だと思います。もし、私が不動産業を営んでおらずに、所有する不動産を売却しようと考えた時、まずはわからない事に対する「疑問」や「不安」が浮かんでくるのではないかと思うのです。

私が売主様の立場であれば、それらの疑問や不安に、的確にわかりやすく丁寧に答えてくれる不動産会社が「信頼出来る」会社だと思うだろうと思うのです。文字にしてしまえば、簡単ですが、「的確にわかりやすく丁寧に」とはそれ相当の知識と経験を備え、なによりも売主様の状況を出来る限り深く理解出来る人間力がなければなりません。そういった力は一朝一夕でどうなるものでもなく、やはり日々の積み重ねの中でのみ培われていくのだろうと思います。

加えて、私たちの仕事は当然ながら成果を求められる仕事です。それはご依頼頂いた不動産が成約した事のみならず、売却後のトラブルを起こさないという事も含め不動産売却が成功した、と言えるものと考えています。これもやはり一つ一つの取引に真摯に向き合う事でしか成し得ない事です。

不動産業者は昔、「千三つ屋」などと揶揄される事もあったように、社会的にあまり信頼される業種ではなかった様です。バブル期の「地上げ屋」などの言葉を聞くとなんだか怖いイメージすらあります。(地上げ自体が悪い事ではないのですが。)しかし、現在はそのような不動産業者を見かける事はほとんどありませんし、本来の不動産会社の役割とは、不動産の専門家として、お客様のパートナーになる事だと思います。

不動産売却で言えば、最終的な判断を下すのは常に売主様です。不動産会社は、売主様のその判断をより角度の高いものにして頂く為に、効果的な売却方法と売却価格をご提案します。お互いに見ている先は「売主様の利益の最大化」です。それはやはりパートナー関係以外の何物でもありません。

私たちは、より売主様に信頼されるパートナーとして頼って頂けるよう、今年も仕事の質に磨きをかけていきたいと思います。

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