空き家の売却を成功に導く不動産会社とは?

前回に引き続き、空き家の売却を依頼するべき不動産会社の特徴を書きたいと思います。(一括査定からの不動産会社選びのポイントは前回の記事をご覧下さい。)

不動産会社と一括りで言っても、例えば、

・賃貸中心の不動産会社
・土地や一戸建てを主に取り扱う売買中心の不動産会社
・ビルやマンション、アパートなど収益物件を主に扱う売買中心の不動産会社
・大きな土地を仕入れて、分譲宅地を造る開発業者
・マンションを建設するマンションデベロッパー

など実はその業務は多岐に渡ります。同じ不動産を扱っていると言っても、当然その仕事内容も異なります。それはちょうど、飲食業と言っても、お寿司屋さんやラーメン屋さんが提供するもの(サービス)が違う様なものです。

例えば、一つの飲食店で、お寿司とラーメンをどちらも提供する様なお店を皆様はどう思われますか?多くの方は、お寿司のみを出すお店と比べて、なんとなく味が落ちる、もしくはこだわりがない様に感じられるのではないかと思います。

不動産業も同じく、賃貸・売買・開発など提供するサービスが異なるのですが、不動産会社というと、それらの様々な仕事を一つの会社で受け持つというのが一般的です。しかし、上記の飲食業の場合と同じようにそのどれも万遍なく得意という会社は実は多くはありません。

空き家の売却を依頼する場合はやはり前提として「土地や一戸建てを思うに扱う売買中心の不動産会社」に依頼したいところです。売買をするのに、賃貸の得意な会社に依頼してもうまくいかないのは当然の事の様に思います。不動産会社にも得意不得意があるのです。

また、売買を中心とする不動産会社の中でも、「売却依頼を受けるのが得意な会社」と「購入依頼を受けるのが得意な会社」に分かれます。それぞれ特徴は以下の通りです。

「売却依頼を受けるのが得意な会社」
不動産を適正に価格を査定出来る専門知識を持ち、最適な売出価格をアドバイスを得意する会社。不動産の価値を引き出す為の施策、安心な契約を締結する為の契約内容の交渉などにも強みを発揮する。購入側の不動産会社に比べ不動産知識や権利関係の知識に高い専門知識をが求められる。

「購入依頼を受けるのが得意な会社」
大々的な広告や、多くの営業スタッフを抱え、購入希望者を集客するのが得意な会社。住宅ローンやリフォームなど購入側に求められる知識に強い。沢山の顧客に対応する為、フットワークの軽さが求められる。

これらの不動産会社の性格の違いをはっきり見分ける事は、一般のお客様にはなかなか困難な事だと思います。しかし大事な事は、どの不動産会社にも得意分野がある、という事を認識して、「会社の中心業務」や「ご自身の物件の売却方法」などを確認しながら、その専門性をよく観察するという事です。その上で、「売却依頼を受けるのが得意な会社」に売却を依頼し、「購入依頼を受けるのが得意な会社」と提携してご自身の不動産売却をサポートしてもらうのが一番理想的である様に思います。

当社は不動産売却専門であり、不動産売却を得意としている会社ですのでポジショントークの様に映ってしまうかも知れないな、とも思いましたが、それでもこれは売却を依頼する不動産会社を選ぶ上で重要なポイントだと思います。ご参考になれば嬉しいです。

 

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