手前味噌ですが。

手前味噌ですが、当社には非常に優秀なスタッフが揃っていると思います。一口に優秀と言ってもその内容は業種によっても大きく異なると思いますが、不動産業において優秀であるか否かはその人がお客様から信頼される人間力があるか否かに集約されると考えています。

私たちの仕事は扱う金額が高額であり、かつ一般の方からはあまり馴染みのないものです。またインターネットで調べようとしても、常にケースバイケースですから核心に迫るような記事を見つける事は非常に稀だと思います。つまり売却を考えても事前準備がなかなか難しい。その為、ほとんどの方は暗中模索の状態で始める事になります。わからない事を始める場合、多くの方は不安を抱きます。不動産売却においては様々な事情を孕んでいるケースも少なくありません。私たちの対応ひとつで、お客様を前向きにも後ろ向きにもしてしまうのです。

私はスタッフに「最適」であればそれで良いと伝えています。売るべきか、売らざるべきか、はもちろんの事、今行動を起こすべきなのか、どのような形で起こすべきなのか、どのような方法で起こすべきなのか、不動産売却のプロとしてお客様へ最適な提案を出来ればそれ良いという事です。その判断がお客様にとって最適であれば、担当者の判断が会社の利益に対してはマイナスであっても、それは構わないと思っています。むしろ、会社の利益に対して最適な考え方をしてしまえば、会社はいずれ誰からも信頼されなくなるでしょう。

稀に担当者が判断した「最適」とお客様のご希望が合わないこともあります。例えば、タイムリミットがある売主様の物件を査定金額を算出する場合、競合が数社あったとします。私たちはお客様との打ち合わせやお客様の置かれている状況からタイムリミット内に仕事を完遂することが最優先だと考えた金額の算出、他社は希望的観測を含ませた金額を算出するとなれば、価格では他社が高いという事も十分にあり得ます。高い金額で算出されて嫌な気持ちになる売主様はいないでしょう。それによってその仕事は他社へ流れたとします。でも、それならばそれで構わないと思います。担当者がお客様にとっての「最適」を考えた上で判断した提案であればそれで構わない。伝え方に改良の余地があるとしても、本質がずれなければそれはいずれ解決します。正解のないところに正解を造るとすれば、それが私たちの正解だと考えているのです。

ただ、だからこそ私たちはその「最適」に対し常に敏感でなければならないと思います。その「最適」は経験値によって導き出されることもあれば、新しい法律を日々勉強している事で導き出される事もあります。しかし、その前提として一番大切なのはそのお客様を、もしくはお客様の状況を理解するという事だと考えています。いつもお客様が本音を語ってくれるとは限りません。特に初めてお会いしてすぐに本音を語ることは少ないかもしれません。しかし、その気持ちを汲み取る事、汲み取ろうとする事から「最適」なご提案は始まります。そしてその汲み取る気持ち、つまり相手の気持ちになる、という事は人間力に他なりません。

その点において、当社のスタッフは非常に優秀だと思います。そしてその考え方に共感して信頼を頂けるお客様にも恵まれていると感じています。本当にありがたい事です。先日、公開したお客様の声ですが、現在までのトータル満足度は94%を超えています。これを如何に100%に近づけていくか、当社の未来はそこにあると考えています。

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